[INTERIOR , VISUAL]
2020年に完成した、横浜市新庁舎2階に誕生したレストラン。船におけるまさに船首となる区画に、
大きな窓面に恵まれた眺望を最大限に活かした空間を作りました。
”港のゲストハウスのような空気感で、あらゆる人々が楽しめる食事を”というコンセプトのもと、
爽やかな美しさと親しみやすさ、温かさを表現しています。
エントランスから続くドリンクカウンターは木箱の中をイメージし、あえて囲われた木の空間とすることで、
温もりと、その先に広がる開けたダイニングとのコントラストを持たせました。
また、ダイニングは飾りすぎない心地よさをテーマに、横浜の景色と一体感を保ちながら、
豊かな時間を演出します。カラーバランスは白、落ち着きのある木、グレーを基調に、シンボルカラーとなるマリンブルーをアクセントに。
ゲストハウスの表札をイメージしたロゴは、読みやすい書体であることを前提としながら、
波のような柔らかな曲線と「1」を忍ばせ、親しみやすさと遊び心を加えました。
訪れる人々が自分の心の船を留め、再出発できるような空間となることを願っています。